こんにちは、永森建設です。

古くからある日本の民家は、二間続きや田の字の和室があったり、洋間の応接室があったりと、とにかく立派なものが多いです。

お客さまを迎え入れる玄関は子どもが走り回れるほど広く、客間は家の中のいちばん明るく風通しのよい場所に配置されています。

そんな具合に、昔の家は見栄えやお客さまに対するおもてなしの心を大切につくられていました。

しかし、そんな風潮も少しずつ変化し、最近では家族の“暮らしやすさ”を重視する人が増えているようです。

1階で洗濯をして、庭やベランダで洗濯物を干すというのは昔の話。

今では洗面脱衣室に隣接したランドリールームを設け、「洗濯して」「干して」「畳む」という一連の動作を横の動線だけで完結できるようにした家が増えています。

さらに、寝室にウォークインクローゼットは今ではすっかり一般的になりましたが、今はそれよりも「1階にファミリークローゼットが欲しい」というご要望が増えています。

ランドリールームに隣接したファミリークローゼットがあれば、「洗濯して」「干して」「畳む」に加え、「収納する」という作業も同じ動線で完結します。

こうした機能性を追い求めた結果、行き着いたのが現代の平屋ブーム。

寝室も子ども部屋もすべて同じフロアにあれば、洗濯だけでなく掃除をしたり、布団を干したりという家事全般の負担を大幅に削減できます。

平屋の家のコンパクトな動線は、利便性を求める今の時代にぴったりマッチしているといえそうですね。