Catalog Menu Close
採用情報

Blog

ブログ

  • 永森建設
  • ブログ
  • 秋こそウッドデッキで心地よく!実例で見る“アウトドアリビング”

更新日:2026.08.01

住まいづくりコラム

秋こそウッドデッキで心地よく!実例で見る“アウトドアリビング”

広いウッドデッキ

リビングの窓を開ければ、そこはもうひとつのリビング。ウッドデッキは、家の中と外を緩やかにつなぎ、暮らしの舞台をぐっと広げてくれる存在です。夏の暑さが落ち着く秋は、デッキでの朝食や読書、子どもの外遊びがいちばん心地いい季節。やわらかな陽射しのなか、コーヒー片手に過ごす時間は格別。一方で、ウッドデッキは「つくったのに使っていない」という後悔の声が多い場所でもあります。
その明暗を分けるのは、設計段階での綿密な計画。そして、素材選びとメンテナンスへの正しい理解です。

ウッドデッキが選ばれる理由は?

まずは、ウッドデッキがこれほど人気を集める理由と、福井の暮らしとの相性から整理していきましょう。

リビングの床と高さをそろえると暮らしが変わる

ウッドデッキの魅力を最大限に引き出すコツは、室内の床とデッキの高さをフラットにそろえること。段差なく連続させると、リビングがそのまま屋外まで延長され、視線も足取りも自然と外へ広がります。窓を開け放てば、実際の床面積以上の開放感が生まれ、来客時にはくつろぎの場が一気に広がる。
さらに、ランドリールームと隣接させることで、洗濯物の「外干しスペース」としても活用できます。部屋干しが主流となった今でも、「ちょっと風に当てたいな」という日はあるものです。そんなとき、洗濯物をさっと運び出せる便利さはうれしいですね。

秋は1年でいちばんデッキが活躍する季節

暑さや虫が落ち着く秋。屋外で過ごす時間が、最も心地いい季節です。朝はデッキで朝食を、昼は陽だまりで読書を、午後は子どものおやつタイムと遊びの時間――。「ちょっと外で」という贅沢を、気負わず日常に取り入れられます。

ウッドデッキのある庭

福井は積雪もあるし、冬が長い。そのため、デッキを使いにくい時期も長くなりますが、だからこそ春から秋にかけて存分に使い倒せる計画が、満足度を大きく左右します。季節ごとの使い方を、しっかりと思い描きながら設計する。それが、長く愛され、使われるウッドデッキへの近道です。

永森建設の施工事例に見るウッドデッキの活用アイデア

ここからは、実際の住まいから「使われるデッキ」に共通するポイントを読み解いていきましょう。これら3つの事例に、暮らしを豊かにするヒントがたっぷり詰まっています。

① LDKとフラットに繋がるセカンドリビング(永平寺町)

LDKの床とフラットに繋がったウッドデッキで、リビングがそのまま外へと延長された平屋の住まいです。陽だまりのなかで読書をしたり、お茶を楽しんだりと、外でくつろげるセカンドリビングとして、LDKでの過ごし方が大きく広がります。

リビングから見るウッドデッキと庭

南側の大きな豊かな自然の景色を切り取り、外との繋がりを感じられる贅沢さ。ウッドフェンスで軽く目隠しして、プライバシーもしっかり確保しました。
室内にいながら自然を身近に感じられる、福井ならではの贅沢が詰まった一棟です。

» ウッドデッキのあるリビング事例

② 遊び場にも、BBQの舞台にもなる(福井市)

木の温もりを感じられるウッドデッキは、子どもの遊び場や家族みんなでのBBQなど、多種多様な使い方ができる「おうち時間」の主役。天気のいい休日には、デッキがそのまま家族のイベントスペースになります。

広いウッドデッキ

玄関扉を開けると、正面の窓からウッドデッキのある庭の景色が目に飛び込んできて、視線の抜けが空間を明るく広く見せてくれる。そのデッキが、リビングへとつながる。
デッキは時間を過ごす場所であると同時に、家のなかからの「眺め」をつくる存在でもあるということを、この事例が物語っています。

» ウッドデッキのあるリビング事例

③ 「みんなの思い出の場所」になるテラス

朝日を浴びながらの朝食、昼は読書、夜は家族で天体観測と、時間帯ごとに表情を変える空間。そんなふうに、リビングに繋がるひとつの場所が、一日のなかでいくつもの役割を担ってくれます。

ウッドデッキに座って話す夫婦

特別な設備があるわけではなく、「毎日の小さな楽しみ」の積み重ねが、テラスを家族の思い出の場所へと育てていきます。
デッキの前に植えた落葉樹は、外からの視線を緩く遮るとともに、夏は木陰をつくって暑さを和らげてくれる効果も。

» ウッドデッキのあるリビング事例

素材選び――天然木と人工木、どちらにする?

デッキの寿命とメンテナンス性は、素材の選び方でほぼ決まります。天然木と人工木、それぞれの特徴を、一般的な目安として見ていきましょう。わが家の暮らし方に合うのはどちらか、考えるヒントになれば幸いです。

天然木(ソフトウッド/ハードウッド)の特徴

天然木には、大きく2つのタイプがあります。杉やSPF材などのソフトウッドは、価格が手頃で加工しやすいのがメリット。一方で、定期的な防腐塗装が必要不可欠です。ウリンやイタウバなどのハードウッドは、高耐久で塗装の手間が少ないものの、初期費用は高め。
どちらにも共通する魅力が、本物の木ならではの足触りと風合い。経年で銀白色へと変わっていく表情を「味」として楽しめるのは、天然木ならではの醍醐味といえます。

人工木(樹脂木)の特徴

人工木は、木粉と樹脂を混ぜてつくられた素材。腐食やシロアリに強く、塗装によるメンテナンスが基本的に不要なのが大きな利点です。色や質感が均一で、ささくれも出にくいため、小さな子どもが裸足で歩いても安心。掃除も水洗い程度で済み、忙しいご家庭にも向いています。
ただし、真夏は表面温度が上がりやすい点と、天然木に比べると質感がやや均質に見える点は、事前に確認を。

福井の気候で考える素材選び

素材選びで欠かせないのが、地域の気候を踏まえた判断です。福井の年間降水量は、平年値で約2,300mmと全国でも多い部類に入ります。雨と雪に晒される前提で、素材と排水の計画を立てることが大切です。さらに冬は雪も多く、最深積雪の平年値は48cm。雪の重みや凍結への耐性、そしてデッキ下の通気の確保は、北陸では特に重要なチェックポイントになります。こうした気候データを踏まえた設計こそが、デッキの寿命を大きく左右します。
日当たりや風通しなども含め、環境に合わせて材質を選ぶことをおすすめします。

参考:気象庁「福井(福井県)平年値(年・月ごとの値)」

後悔しないための設計とメンテナンス

最後に、「使われないデッキ」を避けるためのチェックポイントを見ていきます。設計時のひと工夫と、つくったあとの手入れの見通しが、満足度を大きく変えます。

関連記事:「庭」がもたらす効果

玄関とつながるウッドデッキ

設計段階のチェックポイント

まず確認したいのが、方角と日当たりです。夏の直射や西日が強い向きなら、軒や屋根、シェードで日射をコントロールする計画を。次に、道路や隣家からの見え方も要チェックです。視線が気になる位置なら、フェンスや植栽で目隠しを考えておくと、安心してくつろげます。ただ腰かけるだけならさほど広さは必要ありませんが、テーブルセットを置くなら奥行き1.8m程度。何をする場所かをイメージしながら、必要な広さを決めましょう。

メンテナンスの目安

天然木のソフトウッドは、1〜2年ごとの再塗装が長持ちの条件になります。手間に感じるかもしれませんが、塗り直しの時間そのものを、家を慈しむ習慣として楽しむ方も少なくありません。注意したいのは、デッキ下の湿気や落ち葉の堆積。腐食の原因になるため、点検や掃除ができる構造にしておくと安心です。人工木の場合も、汚れの水洗いなど最低限の手入れをすれば、美観を長く保てます。

軒・屋根との組み合わせで寿命も使い勝手も向上

ぜひ検討したいのが、軒や屋根との組み合わせです。軒下に収まるデッキは、雨に直接晒されるデッキに比べて、劣化の進み方がぐっと緩やか。素材の寿命を延ばすうえでも効果的です。屋根があれば、急な雨の日でも洗濯物を干せ、子どもの遊び場としても使えます。建物と一体で計画できる新築時こそ、こうした工夫を盛り込む絶好のタイミング。あとから付け足すより、コストも仕上がりも有利になります。

まとめ

ウッドデッキは、「外のリビング」として暮らしの舞台を広げてくれる、心強い存在です。使われるデッキに共通するのは、リビングとの連続性、視線への配慮、そして日々の使い勝手のよさ。素材は天然木と人工木それぞれの特性を理解したうえで、福井の気候――多雨・多雪――を前提に選ぶことが肝心です。そして、設計段階の計画とメンテナンスの見通し。この2つがそろってはじめて、後悔のないデッキづくりが叶います。

ウッドデッキのある広い庭

朝のコーヒー、休日のBBQ、子どもが裸足で駆け出す夏の午後――ウッドデッキがあるだけで、暮らしには“外で過ごす時間”という新しい一章が加わります。家のなかと庭がゆるやかにつながることで、日々の何気ない瞬間が、少しだけ豊かに感じられるはず。永森建設は、数々の施工事例をもとに、わが家の暮らしにぴったり合うデッキのかたちを提案します。

更新日:2026.08.25

住まいづくりコラム

-Share