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2025.01.18

住まいづくりコラム

冬の窓辺~福井の冬を暖かく過ごすために~

こんにちは、永森建設です。

凍てつく福井の朝。この時期になると、福井の外気温はマイナスを指すこともあります。
どんよりとしたイメージのある福井の冬。しかし、ときには晴れ間も垣間見えます。
そんな冬の晴れ間に南向きの大きな窓から差し込む陽光は、リビングを暖かく包み込み、しばしの間、今が真冬であることを忘れさせてくれます。

冬の日差しには、暖房では得られない心地よさがあります。福井のような寒冷地域こそ、こうした晴れ間を効果的に取り入れたいですね。

そのうえで必要になってくるのが、高い断熱性能です。これは、せっかく取り入れた太陽光の暖かさを外へ逃がさず、家の中に留めておくための大切な要素。断熱等性能等級でいうと、等級6以上は欲しいところです。
そのためには、土地選びも重要。南側に日差しを遮る建物がないか、朝や夕方、裏山の陰にならないか。
南側からの採光が難しいのなら、吹抜けをつくってハイサイドライトを設置し、高い位置から太陽光を入れるのが効果的です。

場合によっては、西日を活用してもよいでしょう。冬の西日は、午後の室内を一気に暖めてくれます。ただし、夏は暑すぎるので、落葉樹などで日差しを遮ってあげましょう。

日当たりを考えて適切に設計された住まいでは、晴れた冬の日中、暖房の使用頻度が目に見えて少なくなります。それは光熱費の削減という経済的なメリットだけでなく、自然の力を活かした心地よい暮らしを実現することにもつながるのではないでしょうか。

陽だまりの中で本を読んだり、窓辺に座って編み物をしたり。太陽の暖かさに誘われて、ペットも窓辺で日向ぼっこ。

そんな穏やかな冬の風景が自然と生まれる住まい。厳しい冬の気候と上手に付き合うだけでなく、自然の恵みとも上手く共存していけるといいですね。

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2025.01.18

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