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更新日:2026.08.27

住まいづくりコラム

おしゃれで使いやすい玄関実例!収納と動線のポイントとは?

庭に面した玄関

家に帰って最初に迎えてくれる場所であり、来客が最初に目にする場所でもある玄関。靴や傘、コート、ベビーカーにアウトドア用品——気づけばモノがあふれ、「なんだか狭い」「片づかない」と感じている人も多いでしょう。注文住宅なら、玄関の収納も動線も広さも、暮らしに合わせて自由に設計できます。とはいえ、図面上の“四角いスペース”を眺めているだけでは、住んでからの使い勝手までは見えてきません。参考になるのは、やはり実際の玄関。どんな収納を組み合わせ、どう明るさを取り込み、家族と来客の動きをどう分けているのか。玄関の実例をたどると、わが家にちょうどいい玄関の輪郭が見えてきます。

玄関づくりで見ておきたい3つの視点

収納・動線・明るさの3つが、玄関の使いやすさと気持ちよさを左右します。この3点を軸に見ていくと、実例から学べることが増えていくはず。

関連記事:玄関の方角別メリットデメリットをご紹介します!

収納|家族の持ち物量から逆算する

玄関収納は、靴だけでなく、傘・コート・アウトドア用品・ベビーカーまで見込んで容量を決めるのが基本です。壁付けのシューズボックスにするか、土間と一体になったシューズクロークにするか。シューズクロークにも、壁付け・ウォークイン・ウォークスルーといったタイプがあり、暮らしに合わせて選べます。将来モノが増えることを前提に、少し余裕を持たせておくと安心。ただし、玄関土間を圧迫しすぎないよう、バランスには注意したいところです。

動線|家族用と来客用を分ける

玄関から手洗い、パントリー、LDKへと抜ける動線があると、帰宅後の流れがスムーズになります。

玄関からウォークインクローゼットを通って洗面へ

昨今では衛生面を考えて、玄関付近に単独の手洗い器を設ける住まいも増えてきました。シューズクロークをウォークスルーにすれば、家族用と来客用の入口を分けられます。来客の目に触れる正面はすっきりと保ち、家族の靴や上着は裏動線へ。この“分ける”発想で、いつでもすっきりと片づいた玄関を保てます。

明るさ|窓と抜けで印象が決まる

玄関は窓が取りにくく、暗くなりがちな場所。プライバシーが気になる場合は、スリット窓や地窓を使えば、光を取り込みながら視線を遮れます。中庭に面した玄関を設けるのも一案で、意匠的にも魅力的です。土間を広めにとる、天井を高くするなど「抜け」をつくると、限られた面積でも広く感じられます。方角によって入る光は変わるため、間取り全体の中で玄関の位置を検討することが大切です。

施工事例で見る、玄関の実例3選

ここからは、永森建設の実際の施工事例から、タイプの異なる3つの玄関をご紹介します。

実例①|収納たっぷりの“脇玄関”+履きやすいベンチ(永平寺町)

ビルトインガレージからつながる、収納をたっぷり確保した脇玄関の実例です。雨の日でも、濡れずに家の中に入れる。買い物帰りやアウトドア用品の出し入れもスムーズ。さらに、靴が履きやすいベンチを設け、家族の“ちょっと座りたい”に応えています。丸い間接照明が映える、来客を迎える正面の玄関とあわせた2WAY動線も見どころです。

たっぷり収納のある脇玄関

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関連記事:ビルトインガレージの間取りで後悔しない!

実例②|中庭の緑が視線の先に広がる、勾配天井の玄関(永平寺町)

玄関を入ると、正面の窓の先に中庭の緑が見える配置で、気持ちよく来客を迎えられます。天井を勾配天井にすることで、限られた面積でも広々とした印象に。勾配に沿って間接照明を仕込めば、やわらかな光で空間を包んでくれます。フロートタイプのシューズボックスで足元もすっきり。「抜け」と「緑」と「照明」で、家の第一印象をぐっと上質にした玄関です。

勾配天井と間接照明のある玄関

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実例③|木の温もりと大きな窓に出迎えられる、明るい玄関(福井市)

木の質感と大きな窓を組み合わせ、自然光で明るく迎える玄関の実例です。造作のシューズボックスを飾り棚のように仕立て、季節のしつらえを楽しんでいます。暗くなりがちな玄関も、窓の取り方しだいで一日を通して気持ちのいい空間に。「ただいま」も「いらっしゃい」も心地よい、明るさを大切にした玄関です。

大きな窓から外が見える玄関

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収納・動線をもっと使いやすくするアイデア

実例のような玄関に近づけるために、収納と動線でよく使われる工夫を整理しておきます。わが家の暮らしに合わせて、組み合わせてみてください。

シューズクローク・土間収納で“隠す”

歩いて入れるシューズクロークなら、靴以外のかさばる物もまとめて収められます。土足で出し入れできる土間収納は、ベビーカーや自転車の整備、アウトドア用品の置き場にも便利。可動棚とフックを組み合わせておくと、しまう物の変化に合わせて柔軟に調整できます。収納量を決めるときは、いま持っている靴やコートの数を数えるだけでなく、季節ものやレジャー用品まで棚卸ししておくと、必要な奥行きや棚の数が見えてきます。
扉をつけて生活感を隠すか、あえてオープンにして出し入れのしやすさを取るかも、暮らし方しだい。家族が多いご家庭なら、一人ひとりの定位置を決めておくと、靴が散らからず、片づけの習慣も自然と身につきます。湿気がこもりやすい場所でもあるので、換気や調湿建材にも目を向けておくと安心です。
“隠す”収納があるだけで、玄関の見え方は大きく変わりますよ。

ファミリー玄関で帰宅動線を整える

玄関→シューズクローク→手洗い→LDK。こんなふうに一直線に流れる「ファミリー玄関」は、帰宅動線をすっきり整え、外の埃や雑菌を室内に持ち込まないための、人気の間取りです。上着や荷物を玄関で下ろすことができるので、リビングが散らかりにくくなるのもポイント。こうして来客動線と分けておけば、急な来客にも慌てずに対応できます。共働きや子育て世帯にこそ、うれしい工夫です。

関連記事:【実例付き】平屋の回遊動線で叶えるストレスフリーな生活!

明るさは「窓+照明」で補う

暗くなりがちな玄関は、窓と照明の合わせ技で明るくできます。スリット窓・地窓・高窓を使えば、プライバシーを守りつつ採光を得ることが可能。帰宅時や夜間の動線には人感センサー照明が便利で、消し忘れ防止にも役立ちます。ニッチや飾り棚に光を当てれば、季節の設えを楽しめる玄関に。

造作のシューズボックスに手洗い器

長く使いやすい玄関にするための注意点

自由に設計できる玄関だからこそ、将来までしっかりと見据えておきたいものです。後悔を防ぐために押さえておきたい点を、公的な基準も踏まえて整理します。

関連記事:高齢者でも安心して使える玄関にするためには?

段差・手すりは早めに計画する

国土交通省「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」では、玄関の上がりかまちの段差は110mm以下(接地階に存する玄関のものは180mm以下)が目安として示されています。また、くつずりと玄関土間の高低差は5mm以下、くつずりと玄関外側の高低差は20mm以下が目安とされています。上がりかまちや外部との段差には手すりの設置が推奨されており、将来のために下地だけでも入れておくと安心です。

参考:国土交通省「高齢者が居住する住宅の設計に係る指針」(国土交通省告示第千三百一号)

広さの目安と将来の変化を見込む

車椅子やベビーカーの通行、複数人が同時に靴を履く動きを想定して、玄関の幅を確保しておきましょう。ベンチを設けると、靴の着脱や荷物の一時置きに便利です。たとえば、小さなお子さまがいる時期はベビーカーや外遊びの道具でものが増えがちですが、成長すると部活の用具や自転車の空気入れなど、必要なものも変わっていきます。ライフステージごとに使うものを思い描いておくと、10年先も無理なく使える玄関になります。子どもの成長や親との同居など、暮らしの変化まで見越して収納量を検討しておくと、長く使いやすい玄関になります。世代を超えて受け継げる住まいだからこそ、先を見据えた設計が生きてきます。

福井の気候に合わせた玄関に

福井で家を建てるなら、雪や雨、泥の持ち込みを前提に、掃除しやすい土間素材を選びたいところです。広めの土間や庇(ひさし)があると、雪の日の出入りや荷物の積み下ろしが楽になります。断熱・気密にも配慮し、玄関からの底冷えを抑えることで、冬も快適に過ごせます。永森建設は、福井に根差し、地域の気候を知り尽くした地元建設会社。福井の地域風土と暮らしに合った玄関を提案いたします。

深い庇のある玄関

まとめ

玄関は「収納・動線・明るさ」の3点で使い勝手が決まります。今回ご紹介したタイプの違う3つの実例は、脇玄関の収納力、勾配天井と中庭の抜け、大きな窓の明るさと、それぞれに学べるポイントがありました。収納はシューズボックスかシューズクロークか、持ち物量から逆算して選ぶのが基本。シューズクロークの通り抜けやファミリー玄関で、家族用と来客用の動線を分けるとすっきりします。段差・手すりは公的な指針も踏まえ、将来を見込んで早めに計画を。福井の雪や泥を前提にした土間・庇の工夫も忘れずに。
玄関は、家族が毎日いちばん最初と最後に通る場所であり、住まいの第一印象を決める顔でもあります。だからこそ、収納力や動線といった機能面はもちろん、帰ってきてほっとできる明るさや、来客を気持ちよく迎える佇まいまで、まるごと考えたいところ。実例を眺めながら「わが家ならどう使うか」を思い描くことが、後悔しない玄関づくりの第一歩です。気になる事例やモデルハウスがあれば、ぜひ実際に足を運んで、その心地よさを体感してみてください。

更新日:2026.10.25

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