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2025.05.17
住まいづくりコラム
福井市内の事例に見る、造作洗面台のリアル

朝の身支度、夜のスキンケア、子どもたちの手洗い習慣…。
家族みんなが一日に何度も使う洗面スペースは、毎日の暮らしを支える大切な空間。
もちろん、既製品の洗面台でも基本的な機能は満たせますが、ここにこだわりを付加することで、使い勝手も見た目も、そして気分も上々。
“水回りの一部”から“居室の機能を持たせた空間” へ。そんな需要の高まりによって、今、『造作洗面台』の人気が高まっています。
造作洗面台って?
造作洗面台とは、住まいに合わせてオーダーメイドでつくる洗面台のこと。
キッチンやバスと比べて、既製品のシステム洗面台はあまり選択肢が多くありません。目移りするほど魅力的な製品というのも、少ない気がします。
そこで、造作洗面台。サイズや素材、デザインなど、すべてを自分の好みで自由に決められます。家族構成や使い方に合わせた、世界にひとつだけの洗面台。造作洗面台に合わせて、空間全体をコーディネートするのも楽しいですよ。
造作洗面台のメリット
細かな寸法設計
ただ空間にぴったり納めるだけでなく、家族の人数に合わせて幅を確保したり、身長に合わせて高さを設定したり。用途に合わせて、奥行きも自由に調整できます。
自由なデザイン選択
洗面ボウルはベッセルタイプ(置き型)?それとも、埋め込みタイプ?
天板はメラミン樹脂に集成材、タイル、人工大理石、最近ではモールテックスも人気。
洗面ボウルを2つ並べたり、カウンターを伸ばしてメイクコーナーをつくったり。
収納はオープン?クローズド?お気に入りのかごやボックスと組み合わせることも。
メンテナンス性の高さ
造作というとお手入れが大変なイメージがあるかもしれません。
しかし、システム洗面台の場合は10年、20年経って壊れた時、その製品がすでに廃番になっていたり部品がなかったりすると、新しい洗面台を入れることを余儀なくされます。
しかし、造作洗面台なら部分的な交換が可能。小まめにお手入れすることで、年数が経っても味わいある美観を維持できます。
造作洗面台のデメリット
コスト
既製品に比べて初期費用が高くなる傾向にあるため、ご予算とのバランスを考えながら1つひとつのパーツを選んでいきます。
工期の長さ
カタログから製品を選び、配管や配線をするだけの既製品と違い、設計から施工までどうしても余分に時間がかかってしまいます。
メンテナンスの注意点
選ぶ素材によっては、日常的なケアが必要になります。毎日きちんと洗面ボウルのまわりを拭き上げ、汚れを残さないことが大切です。
造作洗面台の事例を紹介
Lattice -ラティス-
天板と洗面ボウルが一体になっているので、見た目がすっきり。2人並んでも十分身支度できる広さに。
» 【Lattice -ラティス-】施工事例へ
Like –ライク-
まん丸の鏡が可愛い、1人分の洗面コーナー。グッと天板を延ばして、家事コーナーと空間を共有しています。
» 【Like –ライク-】施工事例へ
里音-RION-
» 【里音-RION-】施工事例へ
家族みんなで身支度できる、広い洗面カウンター。収納もたっぷり。横にスライドする鏡がポイントです。
それでも、やっぱり造作洗面台!
それなりに気をつかう面はあるものの、それを補って余りあるよさがある『造作洗面台』。毎日使う洗面台だからこそ、家族にぴったりの使い心地とデザインにこだわってみませんか?
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