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更新日:2025.12.27
住まいづくりコラム
造作家具の魅力とは?暮らしを彩る造作家具で「後悔ゼロ」を実現する方法
新しい住まいを考える際、「どんな家具を置こうか」と悩む方は少なくありません。しかし、注文住宅では家具を”置く”のではなく、家そのものに”造り付ける”という選択肢もあります。それが、造作家具。
造作家具は空間にぴったりと調和し、暮らしに特別な価値をもたらします。市販の家具では実現できない”完璧なフィット感”と、住む人のライフスタイルに寄り添う”オンリーワンのカスタマイズ”。今回は、そんな造作家具の魅力と、後悔しない選び方についてお話しします。
目次
造作家具とは?基本の定義と置き家具との違いを理解する

家具にはさまざまな種類がありますが、造作家具の基本的な特徴を理解することで、自分の住まいづくりに最適な選択ができるようになります。
関連記事:上質を育む、永森建設のインテリア作法
造作家具とは「造り付け」のオーダーメイド家具のこと
造作家具とは、建築の一部として設計・施工される”造り付け”の家具です。住宅の建築段階で、その空間専用に設計され、壁や床、天井と一体化するように取り付けられます。
テレビボード、本棚、洗面台、キッチンカウンターなど、住まいのあらゆる場所で造作家具が活躍。一般的な家具のように「後から購入して配置する」のではなく、住まい全体のデザインコンセプトに合わせて、最初から計画的に組み込まれる点が大きな特徴です。
既製品と造作家具の違いは?
既製品の家具と造作家具には、それぞれ明確な特徴があります。
既製品家具の特徴
・価格が比較的リーズナブル
・すぐに購入・設置が可能
・引っ越し時に移動できる
・サイズやデザインが規格化されている
・デッドスペースが生じる場合がある
造作家具の特徴
・空間にぴったり合うサイズで設計
・住まい全体との統一感を実現
・長期間の使用を前提とした耐久性
・ライフスタイルに合わせたカスタマイズ
・初期コストは高めだが長期的な価値
どちらが良いかは、住む人の価値観やライフスタイル、予算によって変わります。だけど、もし「完璧にフィットした美しい空間で長く暮らしたい」という想いがあるなら、造作家具は魅力的な選択肢といえるかもしれません。
オーダー家具と造作家具の違いは?
混同されがちですが、オーダー家具と造作家具には明確な違いがあります。
オーダー家具は、家具工房や専門店で注文し、完成後に搬入・設置する家具です。サイズやデザインをカスタマイズできますが、基本的には「置き家具」の範疇。一方、造作家具は建築工事の一環として施工され、建物と一体化します。
造作家具の方が、より建築空間との調和を重視した設計が可能。配線計画や照明との連動、建物の構造材を活用した設計など、”建築的な視点”を活かせる点が大きな魅力です。
【なぜ選ばれる?】造作家具の5つのメリットと魅力

造作家具が多くの方に選ばれる理由は、暮らしを豊かにする具体的なメリットにあります。
関連記事:造作家具のメリットは?オーダーメイドで憧れのデザインを叶えよう
メリット① 空間にシンデレラフィット!デッドスペースを徹底活用できる
造作家具最大の魅力は、空間に”シンデレラフィット”すること。ミリ単位で設計されるため、既製品では避けられない隙間やデッドスペースが一切生まれません。
特に、階段下や梁回り、柱際など、既製品では活用が困難な変形スペースも有効活用可能。限られた住宅面積を最大限に活かせるため、収納力の向上や空間の整理整頓に大きく貢献します。
壁面を余すことなく活用できるため、部屋全体がすっきりと見え、実際より広く感じられる効果も。空間効率を追求する現代の住まいづくりには欠かせない要素といえます。
メリット② インテリア全体のデザイン・素材に統一感を出せる
造作家具は、住まい全体のデザインコンセプトに合わせて設計されるため、インテリアに美しい統一感をもたらします。
フローリングと同じ樹種の木材を使用したり、壁材と調和する色合いを選択したりすることで、家具が空間に自然と溶け込みます。まるで”最初からそこにあったかのような”一体感が、住まい全体に上質な印象を演出。
市販家具では、素材の質感や色味を完璧に合わせることは困難。だけど、造作家具なら建築材料と同じサプライヤーから調達できるため、理想的な統一感を実現できます。
メリット③ ライフスタイルに合わせた唯一無二のカスタマイズが可能
造作家具は、住む人の具体的なライフスタイルに合わせて設計できる点が大きな魅力。読書好きなら本の高さに合わせた本棚、料理好きならスパイスラックやワインセラーを組み込んだキッチン収納など、”その家族だけ”の特別な仕様が実現可能です。
子供の成長に合わせて高さを調整できる勉強机や、趣味のコレクションを美しく飾れるディスプレイ棚など、既製品では対応しきれない細やかなニーズに応答。まさに”世界にひとつだけ”の家具が完成します。
将来的なライフスタイルの変化も考慮して、可変性を持たせた設計も可能。長期間にわたって愛用できる、持続可能な家具といえます。
メリット④ 掃除がしやすい
造作家具には、掃除のしやすさという実用的なメリットもあります。壁や床と一体化しているため、家具の下や隙間にホコリが溜まりにくく、日常的な清掃がシンプル。
特に、フローティング仕様(浮かせた設置)の造作家具なら、床掃除も楽々。ロボット掃除機の動線も確保しやすく、忙しい現代人の暮らしをサポートします。
また、材質や仕上げも掃除のしやすさを考慮して選択可能。水回りの造作家具なら撥水性の高い材料を、リビングの造作家具なら汚れが目立ちにくい色合いを選ぶなど、メンテナンス性を重視した設計ができます。
メリット⑤ 気分が上がる
造作家具は、住む人の気持ちに与える影響も見過ごせません。自分だけの特別な空間、理想通りのデザイン、完璧にフィットした機能性。これらすべてが、日々の暮らしに”小さな幸せ”をもたらします。
朝起きて造作洗面台で身支度を整える時、お気に入りの造作本棚で読書を楽しむ時、家族と造作テーブルで食事を囲む時。特別感のある空間は、何気ない日常を豊かなものに変えてくれます。
住まいへの愛着も深まり、「長く大切に住み続けたい」という想いが自然と湧いてくる。これこそが造作家具の持つ、最も大きな価値かもしれません。
暮らしを彩る!造作家具のデザイン性とインテリアの統一術

造作家具の真価は、デザイン性の高さと空間全体との調和にあります。単なる機能性を超えて、住まいを美しく彩る方法を考えてみましょう。
空間全体に調和をもたらす素材・カラーの選び方
造作家具で統一感のある空間をつくるには、素材とカラーの選択が重要なポイント。建築全体のトーンと合わせることで、まとまりのある美しいインテリアが完成します。
木材選びのポイント
フローリングと同じ樹種を選ぶか、色味や木目が調和する樹種を選択。オークやウォルナット、ヒノキなど、それぞれ異なる表情を持つ木材の特性を理解し、空間のイメージに合った材料を選ぶことが大切です。
カラーコーディネートの基本
壁や天井の色と調和するよう、造作家具の色味を決定。ナチュラル系、モノトーン系、北欧系など、住まい全体のテーマに合わせた統一性を保ちます。アクセントカラーを効果的に取り入れることで、単調になりがちな空間に深みを与えることも。
照明計画と一体化させた造作家具の設計アイデア
造作家具の大きな魅力のひとつは、照明計画と一体化できること。建築段階から照明を組み込むことで、機能性と美しさを両立した空間演出が可能になります。
間接照明の組み込み
造作テレビボードの背面や本棚の棚板下に間接照明を仕込むことで、空間全体が温かく、上質な印象に。LED照明を使用すれば、省エネ性と長寿命も両立できます。
タスクライトの内蔵
造作デスクや洗面台に読書灯や化粧用照明を内蔵することで、必要な場所に適切な明るさを確保。配線も美しく隠せるため、すっきりとした見た目を保てます。
壁面や床と美しく一体化させる「納まり」のテクニック
造作家具の仕上がりの美しさは「納まり」で決まります。建築との接合部分をいかに美しく処理するかが、プロの腕の見せ所。
壁との接合
造作家具と壁面の取り合い部分は、建築工事と家具工事の調整が重要。隙間なく納めるためには、現場での微調整が欠かせません。熟練した職人の技術により、まるで壁から生えてきたような美しい納まりが実現します。
床との接合
フローリングとの取り合いも重要なポイント。床材を造作家具の下に入れ込む方法や、造作家具の脚部を床面にフィットさせる方法など、設計段階からの検討が必要です。
【失敗・後悔を避ける】造作家具の3つのデメリットと設計前の注意点

造作家具の魅力は大きいものの、事前に理解しておくべき注意点もあります。あとで後悔することのないよう、デメリットを把握した上で検討しましょう。
デメリット① 既製品に比べ「コストが高くなる」傾向にある
造作家具の最大のデメリットは、既製品に比べてコストが高くなることです。オーダーメイドであるため、設計費、材料費、施工費のすべてが個別対応となり、大量生産の既製品と比べると割高になります。
コスト構成の内訳
・設計・図面作成費
・材料費(無垢材等の高品質材料を使用することが多い)
・加工費(一点ものの手作業による加工)
・現場施工費
ただし、長期的な視点で考えると話は変わります。高品質な材料と丁寧な施工により、10年、20年と長期間使用できる耐久性を持つため、「年数で割った場合のコストパフォーマンス」は決して悪くありません。
デメリット②完成まで現物を確認できない
造作家具は建築工事と並行して進められるため、完成まで実物を確認できません。図面や3Dパースで仕上がりイメージを共有しますが、実際の質感や使い勝手は完成してからでないとわからない部分があります。
確認方法の工夫
・詳細な図面とパースでの確認
・展示場での類似事例見学
・材料サンプルでの質感確認
・使用する金物や取っ手の実物確認
経験豊富な設計者・施工者と丁寧な打ち合わせを重ねることで、イメージの相違を最小限に抑えられます。
デメリット③ 設置後の移動や撤去が難しい
造作家具は建物と一体化しているため、設置後の移動や撤去は基本的に困難。ライフスタイルの変化や住み替えの際に、柔軟な対応ができない場合があります。
対策として考慮すべき点
・将来的なライフプランを十分に検討
・可能な限り汎用性の高い設計
・部分的な変更・追加ができる構造
・長期間飽きのこないデザイン
住まいに長く住み続ける前提で計画することが重要。転勤が多い職業の方などは、慎重な検討が必要です。
【活用事例】造作家具で「理想の暮らし」を実現する人気実例集
永森建設で実際に手がけた造作家具の事例をご紹介します。どのようにして理想の空間を実現しているか、具体的な実例から学んでみましょう。
関連記事:こんなの欲しい!造作家具
造作テレビボード事例
「壁面を余すことなく活用した大型造作テレビボードが、リビングの印象を決める主役に」

配線を美しく隠しながら、必要な収納をしっかり確保。木目の温かみが無垢フローリングや木製階段と調和し、シンデレラフィットならではの美しさを実現しました。
デッドスペースのない設計で、暮らしやすさと見た目の美しさを両立した人気の実例です。
造作洗面台事例
「オーダーメイドの造作家具で実現した、ホテルのような洗練された空間」

無垢材キャビネットに人造大理石カウンターを組み合わせた、ホテルライクな洗面空間。間接照明を組み込んだ背面収納が優しい光を提供し、フローティング仕様で床掃除もスムーズに。化粧品やタオルをたっぷり収納でき、生活感を隠してすっきりとした印象をキープしています。
毎日使う場所だからこそ、造作家具の価値をより感じられます。
造作キッチンカウンター事例
「テーブル一体型の造作キッチンカウンターは、家族のコミュニケーションハブ」

料理をしながら自然と会話が生まれる対面式の設計で、木の温もりが空間全体を包み込みます。十分な収納力により常に整った状態を保てると同時に、好きな小物を飾ればインテリアの要にも。
間接照明と自然光の調和も美しく、家族が集う理想のキッチン空間を造作家具で実現しました。
造作収納・本棚事例
「壁面を活用した造作本棚が、リビング空間に機能性とデザイン性を両立」

階段横の壁一面を活用した造作本棚は、機能性とデザイン性を兼ね備えた人気の実例。本や雑誌をディスプレイのように美しく収納でき、ダウンフロアと一体化したデザインは子どもの遊び場としても活躍。
家族が自然と本に触れる環境をつくり、フローリングとの統一感も美しい「見せる収納」の成功例です。
造作家具で失敗しないために!プロが教える3つのポイント
造作家具を検討する際、後悔のない選択をするために押さえておきたい重要なポイントがあります。
将来的なライフプランを考慮した設計とは?
造作家具は長期間使用することを前提とするため、将来のライフプランを十分に考慮した設計が重要。家族構成の変化、子どもの成長、働き方の変化など、5年後、10年後の暮らし方を想像して計画することが大切です。
考慮すべき変化
・子どもの誕生、成長に伴う空間の使い方の変化
・高齢化に伴う使いやすさの変化
・在宅ワークなど働き方の多様化
・趣味や興味の変化
可変性を持たせた設計や、将来的な改修を見越した構造にしておくことで、長く愛用できる造作家具になります。
信頼できる業者を見極めるための「施工実績」と「デザイン力」
造作家具の成功は、設計・施工を担当する業者の技術力に大きく左右されます。信頼できるパートナーを見つけるためのチェックポイントをご紹介します。
施工実績の確認
・類似する造作家具の施工経験
・完成後数年経過した事例の見学
・施工精度や仕上がりの美しさ
・アフターフォローの体制
デザイン力の確認
・住まい全体との調和を考慮したプランニング
・機能性と美しさのバランス感覚
・素材選びのセンス
・3Dパースなどでの提案力
永森建設では、数多くの造作家具実績を持ち、設計から施工まで一貫したサポートが可能。施工事例を実際にご見学いただけるため、仕上がりイメージを具体的に確認していただけます。
打ち合わせで後悔しないための「希望の伝え方」
造作家具の成功は、設計者との綿密なコミュニケーションにかかっています。効果的な希望の伝え方を知ることで、理想通りの仕上がりに近づけます。
具体的な希望の整理
・収納したいもののリストアップ
・普段の生活動線の説明
・好みのデザインテイスト(写真や実例での共有)
・重視する機能の優先順位
イメージの共有方法
・雑誌やWebサイトの実例写真を活用
・現在使用している家具の不満点を整理
・理想の暮らし方を具体的に説明
・予算の上限と優先順位を明確化
丁寧な打ち合わせを重ねることで、設計者との認識のズレを防ぎ、満足度の高い造作家具が実現します。
【まとめ】造作家具はこんな人におすすめ!判断するための最終チェックリスト

造作家具は魅力的な選択肢ですが、すべての方に適しているわけではありません。ご自身の価値観やライフスタイルと照らし合わせて、検討してみてください。
造作家具がおすすめな人は?
□ 住まいに長く住み続ける予定がある
□ インテリアの統一感を重視したい
□ 空間を最大限に活用したい
□ オリジナリティのある住まいを求めている
□ 質の高いものを長く使いたい
□ 初期コストよりも長期的な価値を重視する
□ 家づくりにこだわりを持っている
□ メンテナンス性の良さを重視する
□ 既製品では満足できない特別なニーズがある
□ 住まいが家族にとって特別な場所であってほしい
これらの項目により多く当てはまる方ほど、造作家具から得られる満足度は高くなるはずです。
理想の住まいを叶えるための次のアクション
造作家具に興味を持たれたなら、まずは実例を見学することをおすすめします。写真だけでは伝わらない質感や使い勝手、空間全体との調和を実際に体感することで、より具体的なイメージが湧いてきます。
永森建設では常設展示場にて、常時さまざまな造作家具のある暮らしをご体感いただけます。ぜひ、ご来場ください。
造作家具のある暮らしは、毎日に特別感をもたらし、住まいへの愛着を深めてくれます。理想の住まいづくりの選択肢として、ぜひご検討ください。
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