こんにちは、永森建設です。

今、世の中は省エネルギー社会へと向かっています。

一個人の視点では、『省エネ』というと“節約”とか“ランニングコストの削減”といった、家計の支出を減らすイメージが強いかもしれませんが、『省エネ』にはもうひとつ、“脱炭素”（＝地球温暖化の防止）や“エネルギー資源の安定的な供給”といった、環境保全のためという側面もあります。

というと、なんとなく敷居が高く感じますが、あえて意識しなくても、日々の暮らし方ひとつで『省エネ』に貢献することは可能です。

それが、自然エネルギーを活用した暮らし。

まず思い浮かぶのは太陽光発電ですが、実は自然エネルギーはもっと手軽に生活に暮らしの中に取り入れることができます。

たとえば、自然採光、自然通風。

真冬であっても、晴れた日に南側の窓から差し込む日差しは暖かく、日中は暖房なしでも十分過ごせます。
夏場でも、風のある夜や初夏、晩夏には、窓を開けておけばエアコンをつける必要はありません。

「暖房、冷房を使わない」というのではありません。自然のエネルギーを活用することで、使う頻度を減らすのです。

ただし、そのためには建物自体が冬でもきちんと採光がとれるよう、夏場は風がしっかりと抜けるように設計されていなければなりません。「手軽に」といっても、それなりの計画性は必要なのです。

それ以外では、冬の暖房器具に薪ストーブを使うというのも、自然エネルギー活用のひとつといえますね。

薪ストーブで使う燃料は、森林で伐採された木材です。薪が石油・石炭などの燃料と違う点は、木の伐採が森林保全活動の一環として行われているという点。

つまり、薪ストーブを導入して、伐採された木（＝薪）を燃料として使うことで、地域資源の循環に貢献できるのです。

これからの時代、そんなサスティナブルな暮らしが、より多くの人に求められていくのではないでしょうか？