住まいづくりコラム

2020.11.12「軒のある家」って素晴らしい!

こんにちは、永森建設設計課の藤田です。

いつ頃からか、軒も庇もないキューブ型や三角屋根のシンプルモダンな家を、あちらこちらで見かけるようになりました。
一過性の流行かと思いましたが、一部では今も根強い人気があるようです。

日本家屋の特徴のひとつである軒や庇は、ただ雨の吹き込みを防ぐだけのものではありません。大切な住まいと快適な暮らしを守るための、暮らしの知恵が詰まっているのです。

たとえば、太陽高度の高い夏には深い軒が直射日光をさえぎり、室内の温度が上昇するのを防いでくれます。
冬になると、日中の日差しが軒下から部屋の奥まで伸びて、室内を暖めてくれます。
このような、自然エネルギーの活用により快適な住環境を整える手法を「パッシブデザイン」といいます。
環境先進国ドイツで生まれた考え方ですが、日本古来の建築様式にも通じるものがあるのですね。

これ以外にも、軒や庇があることで、サッシまわりに雨だれによる汚れがつきにくくなるなど、軒や庇にはさまざまな役割があります。
軒や庇のない家は雨漏りのリスクも高いので、年間を通して雨量が多く、冬には雪の降る福井県ではとくに、軒や庇を設置して自然の力や気候の変化をうまくコントロールしていくことが大切です。

つまり、軒も庇も特別なものではなく、快適な暮らしや建物の寿命を考えた場合、「あって当たり前」のものなのです。

もちろん、「軒・庇=和風住宅」ではありません。軒を出したからといって、モダンな外観を損なうこともありません。
永森建設では、「和風」「シンプル」「スタイリッシュ」を問わず、機能性と耐久性、そして美観を兼ね備えた住まいをご提案いたします。

プロフェッショナルのひとりごと

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