住まいづくりコラム

2020.11.10「景色」を「借りる」ということ

永森建設設計課の高橋です。

「借景」(しゃっけい)という言葉を聞いたことがありますか?
文字どおり「景色を借りる」ことで、辞書ではこのように定義されています。

庭園外の遠山や樹木をその庭のものであるかのように利用してあること。また、そのような造園法。
(広辞苑より引用)

「借景」で有名な京都・天龍寺。亀山と嵐山を望む「曹源池庭園」は、世界遺産にも認定されています。

まるで、一幅の絵のようですね。

「借景」とは、もともとはこうした造園における技法のひとつですが、住まいのプランニングにおいても、この技法を取り入れることがあります。

窓越しに見える山の稜線や、川沿いの桜並木。庭とひと続きになった雑木林。
プライベートコートを眺めて過ごす時間も心がなごみますが、「借景」による手法を取り入れることで、日々の生活はより贅沢感を増すはずです。

こちらのお住まいは、以前にもこのブログでご紹介させていただいた「海の見える住まい」。

大好きな海を見ながらホッと息つく時間は、きっと格別でしょうね。真冬の灰色の日本海も、またそれなりに味わい深いものです。

こちらも、当ブログで以前ご紹介したお住まいです。

窓越しに見える目隠しの植栽と、その先に広がる木々の緑。
無垢の床の素材感とあいまって、自然に囲まれた山荘のような趣を感じます。

いかがでしょうか。あなたのまわりに、借景したい風景はありますか?

プロフェッショナルのひとりごと

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