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2025.12.15

住まいづくりコラム

【鯖江市】平屋の魅力がわかる実例3選|デザイン事例を写真でご紹介

上空から見た福井

鯖江市で注文住宅を建てる際に特に大切なのは、地域の気候・風土を理解した土地選びです。盆地特有の気象条件や、豊かな自然環境を住まいの価値に変えるには、価格や立地だけでなく、日照・通風・周辺景観まで含めた総合判断が欠かせません。
特に平屋の住宅新築では、土地選びと環境に適応した設計が重要になります。鯖江市という地域特性を踏まえたポイントを、丁寧にひも解いていきましょう。

鯖江市で平屋が人気な理由

眼鏡産業で知られる鯖江市でも、平屋の新築を検討する方が増えています。階段のないフラットな暮らしと、将来を見据えたバリアフリー性。一方で、土地選びや設計には押さえておきたい要点もあります。

なぜ、平屋が人気なのか?

平屋人気の背景には、高齢化への備えだけでなく、働き方の多様化によるライフスタイルの変化があります。在宅ワークが一般化した今、家族との距離感を保ちながらも気配を感じられる平屋の間取りは、新しい住まいのスタンダードとして注目を集めています。
家族のコミュニケーションが自然と育まれる点も、平屋の魅力。ワンフロアで家族の気配がつながる平屋は、子育て世帯にも、夫婦二人の暮らしにも心地よく寄り添います。小さな子どもを見守りながら家事ができ、年齢を重ねても段差に悩まされない安心感があることは大きなメリットですね。

そして、将来まで安心して住み続けられるバリアフリー性。階段のない平屋は、子どもが生まれてから大人になるまで、年齢や家族構成の変化を受け止める「終の棲家」として選ばれています。

鯖江市の特性と平屋の相性

全国的に高まる平屋志向は、鯖江市でも同様です。その理由は、地域特性と現代の暮らし方の変化にあります。
四方を山に囲まれた鯖江市では、庭と室内の境界を曖昧にする設計が生きる環境です。窓一枚を通して、四季折々の景色が暮らしの背景に溶け込んでくる。大開口から望む季節の移ろいは、まさに「自然のアート」を飾るかのような価値を生み出します。
そんな鯖江市ならではの美しい自然は、平屋との相性が抜群。四季折々の山並みやのどかな田園風景を、日々の暮らしに取り込めるのはこの地ならではの贅沢です。

【永森の鯖江市平屋事例①】田園風景を楽しむ平屋

山々と田園に抱かれる立地に、シンプルで端正なフォルムが静かに佇む住まい。鯖江市の自然を最大限に享受し、四季を通じて快適に暮らせる工夫が随所に息づいています。
建築面積は約30坪。コンパクトながら、開放感と機能性を高い次元で両立。外観は寄棟と片流れの屋根をまとった落ち着きある意匠で、周囲の景観に美しく溶け込みます。
事例詳細 » 遠景の住まい|永森建設

すべての部屋から庭とのつながりを実現

この平屋の最大の特徴は、住戸全体で庭と呼応するプランニング。リビングの大開口が室内外の境界をやわらげ、テラスと一体の伸びやかな空間を生み出します。春の桜、夏の緑、秋の紅葉——季節の表情が、365日暮らしを彩ります。

ガレージのある平屋

さらに各部屋にも大小さまざまな窓を配置し、どこにいても自然との一体感を得られるよう工夫されています。朝日が差し込む寝室や、緑を望むワークスペースなど、暮らしのシーンごとに景色が寄り添います。

平屋ならではのコンパクトな生活動線

段差がなく水平移動のみで暮らしが完結するのは、平屋の大きな利点。この住まいでは、玄関からLDK、水まわりまでを効率よく結び、家事の負担を軽減。洗濯動線も「洗う→干す→しまう」を最短でつなぎ、鯖江の冬を見据えた室内干しスペースも確保しています。廊下は最小限に抑え、居住空間を最大化しました。

キッチンと洗面室

加えて、キッチンから庭やリビングを見渡せるように配置されており、子どもの遊びや来客の様子を感じながら家事ができる安心感も備えています。

景色を切り取る窓配置の工夫

視線の抜けとプライバシーを両立する窓計画が、日々の居心地を一段と上質に。山並みを額装するように切り取る窓、庭でのアクティビティを視線から守る配置——細部まで計算された設計が、快適と安心を支えます。

くつろぎスペースから見る風景

また、窓から見える景観をインテリアの一部と捉え、家具配置も考慮。ダイニングから望む田園の眺めは、食卓に豊かな時間を添えてくれます。

【永森の鯖江市平屋事例②】遊び心のある、和モダン平屋

自然素材の質感と現代的な感性が響き合う和モダンの平屋。将来にわたって心地よく住み継げる、凛とした佇まいが印象的です。
内外観ともに全体を落ち着いたトーンで統一し、品よく。端正でのびやかな印象を演出しています。
事例詳細 » 木漏れ日の住まい|永森建設

勾配天井で平屋に開放感をプラス

平屋でありながら、LDKに勾配天井を採用することで、伸びやかな縦の広がりを創出しました。2階のない構成だからこそ実現できる、光と陰影の美しいグラデーションが、空間に豊かな表情を与えます。

畳コーナーのあるLDK

さらに天井の梁を現しにすることで、木のぬくもりを強調。視覚的にも高さを感じられ、夜には間接照明が梁を照らし、くつろぎの雰囲気を生み出します。

アール壁で平屋の単調さを解消

フラットになりがちな平面構成に、やわらかな曲線のアール壁でリズムを。視線の流れが心地よく誘導され、空間に遊び心と上質感が生まれます。長く愛される住まいには、こうした小さな意匠の積み重ねが効いてきます。

玄関ホールから見るLDK

アール壁は光をやわらかく反射し、時間帯ごとに室内に異なる表情を映し出します。デザイン性と機能性を兼ね備えた工夫が、日常をさりげなく豊かにしてくれます。

畳スペースと庭の一体感

畳スペースは床下収納で機能性も確保。ウッドデッキとシームレスにつながり、座した目線で庭の景色を愉しむ贅沢が日常になります。四季の移ろいを静かに受け止める、和モダンならではの上質な時間が流れます。

キッチンから見る畳コーナー

障子越しに差し込む柔らかな光が畳に落ち、昼と夜で異なる雰囲気を楽しめるのも魅力。来客時には客間としても活用でき、生活の幅を広げてくれます。

【永森の鯖江市平屋事例③】家事ラク動線の平屋

「キッチン中心」の回遊動線と、庭との一体感を両立した平屋。日々の家事を軽やかにし、家族のつながりを深めます。

回遊できるキッチン

キッチンを中心にぐるりと行き来できる動線が、調理・配膳・片付けをスムーズに。ダイニングは横並び配置で作業台としても機能し、短い動きで家事が完結します。忙しい日常に寄り添う、実用とデザインのバランスが魅力です。

ランドリールームから見る洗面室とキッチン

さらに、家族が自然とキッチンに集まる設計で、料理を手伝ったり会話を交わしたりする時間も豊かに。家事の効率化だけでなく、家族のコミュニケーションを育む拠点となっています。

家族をつなぐオープンな空間構成

スタディカウンターを庭に面して設置し、学びの時間にも自然の気配を。キッチンから家全体に視線が届くレイアウトで、家事をしながら家族を見守れます。コミュニケーションを生む設計が、暮らしの質をやさしく底上げ。

丸テーブルのダイニング

また、リビング・ダイニング・スタディカウンターのつながりは、家族のライフスタイルに合わせて柔軟に使い方を変えられる設計。子どもが小さい頃は遊び場に、成長すれば学習や趣味の空間にと、暮らしに寄り添って変化します。

内外をつなぐ庭との一体感

大きな開口とウッドデッキで室内外がゆるやかにつながる構成。ガーデニングや子どもの遊び場など、外空間の活用が身近になります。鯖江市の豊かな自然を日常に取り込む、平屋ならではの贅沢です。

リビングから見るキッチン

さらに、季節ごとのイベントを庭で楽しむことも想定。夏はバーベキュー、秋は紅葉狩り、冬は雪遊びと、暮らしの楽しみを広げてくれます。

平屋の住宅新築における注意点

平屋の設計には、2階建てとは異なる独自のポイントがあります。安心して長く住み続けるために、以下の点を押さえておきましょう。

プライバシーと防犯への配慮

ワンフロアの平屋は、どうしても外部からの視線にさらされやすいもの。家族のプライバシーをしっかりと守るには道路や近隣からの目線を考慮し、窓の高さや配置を工夫する必要があります。植栽やフェンスを用いたやわらかな目隠しを組み合わせれば、防犯性と景観の両立にも。特に分譲地のような隣家との距離が近い環境では、窓を開けても目が合わない、互いの快適性を損なわない設計が求められます。
関連記事:安心して暮らすための平屋の防犯対策

採光と通風の工夫

平屋は2階部分がない分、光や風の取り入れ方に一工夫が必要です。例えば、中庭や通り庭を設けて陽だまりや光の通り道を作る。あるいは、平屋ならではの高い天井とハイサイドライトを組み合わせて、室内奥まで自然光を導くなど。
また、鯖江市のように盆地特有の高湿な気候では、風の通り道をしっかりと確保することが重要。窓の位置や開閉方法を丁寧に計画することで、季節を通じて快適な住環境が整います。通り庭は、風通しをよくするうえでも効果的です。

収納とコストのバランス

ワンフロアの平屋は、どうしても収納が不足しがちです。小屋裏や階段下、小上りの下部、廊下などを上手に活用して、限られた面積でも使いやすい収納スペースを確保します。ニッチや造作家具もうまく取り入れましょう。
平屋は基礎面積が大きくなるため、どうしても建築コストが高くなりがちですが、デッドスペースとなりがちな場所をうまく収納として活用することで、面積を抑えて暮らしやすさを高めることができます。

屋根からの熱対策

もう一つ忘れてはならないのが、夏場の屋根からの熱の影響です。平屋は屋根面積が大きいため、日射の影響を受けやすい特徴があります。とくに屋根面近くまで空間を広げた勾配天井のリビングは、上部に熱がこもりがち。屋根断熱や遮熱材の性能を高めることで、快適性を担保しましょう。
また、高温多湿の福井では、軒を深く出したり、外付けのシェードを活用したり、昔ながらの手法を用いた対策を取り入れることで、季節ごとの住み心地が大きく変わります。

鯖江市で平屋を建てる際のポイント

タイルデッキでのティータイム

平屋の新築は、土地選びと気候への適応設計が鍵。鯖江市の地域特性に沿って検討を進めましょう。

平屋のための土地選び

建ぺい率と必要敷地を事前に確認します。平屋は2階建てよりも地面に広がるため、居住面積・庭・駐車・将来の可変性まで見据えた検討が重要です。
鯖江市では、駐車スペースを考えると最低でも60坪、快適性とゆとりを両立するためには70坪から80坪が理想です。
また、周辺建物の影響を受けやすいため、日当たりと通風の評価は必須。とくに盆地では風の抜けを意識し、朝陽の入る東〜南東向きや、夏場に熱がこもりにくい立地が年間の快適性に寄与します。
形状は整形地がプラン効率に有利ですが、変形地であっても設計の工夫で個性と機能を両立することは十分可能です。
関連記事:平屋に必要な土地の広さと注意点とは?

気候対応設計

福井の住まいは、雪対策と断熱性能が必須条件。平屋は屋根面積が大きく、積雪荷重が均等にかかるため、適切な構造計算と屋根勾配の設定、落雪への配慮が求められます。
また、ワンフロアの特性を活かし、高い断熱性能で冷暖房効率を高めることで、夏の高温多湿と冬の厳しい冷え込みの双方に備えることができます。断熱材の選定と確かな施工で、年間を通じた安定した室内環境の実現を。
加えて、福井特有の湿度に応える自然素材の活用や計画換気の最適化も有効です。家全体を均一な温湿度に保つことで快適性が高まるのはもちろん、住まいの耐久性にも好影響をもたらします。
関連記事:平屋のメリット(5)~周辺環境との調和~

永森建設の平屋づくりへのこだわり

寄棟屋根の平屋

永森建設は、「50年後も愛される住まい」を見据えた設計・施工を行っています。
福井の高湿環境に適した透湿性能を持つ自然素材を厳選し、地域産の木材を積極活用。地域経済への貢献と風土適合を両立し、素材から暮らしの質を底上げします。

プランニングにおいては、家族構成やライフステージの変化にしなやかに対応できる可変性を重視。将来の間取り変更にも柔軟に備え、長く住み継がれる価値をデザインします。
特に平屋はワンフロアで暮らしが完結するからこそ、動線計画や採光・通風の工夫が住み心地を大きく左右します。永森建設では、平屋ならではの「つながり」を大切にし、庭との一体感や家族の距離感をデザインに組み込むことで、日常の快適さを超えた豊かさを追求しています。

ヒアリングから設計・施工、アフターまで一貫した体制で、お客様の「理想の暮らし」を細部までかたちに。住まいは建てて終わりではなく、家族の歴史を紡ぐ舞台——その想いを胸に、誠実に家づくりと向き合っています。

まとめ

和の平屋

鯖江市での平屋づくりは、地域特性を理解し、長期視点で伴走してくれるパートナー選びから。自然と調和し、動線は軽やかに、確かな素材を。今回の、鯖江市での3つの事例が示すのは、平屋がもたらす暮らしの「質」です。
コンパクトでも開放的な住まい。和モダンの品格を宿す住まい。家事を軽やかにする機能美の住まい。いずれも鯖江市の風土を味方に、住まい手のライフスタイルに寄り添っています。
一度建てたら大きな変更が難しいからこそ、土地選びから設計・施工まで、経験豊富なプロと手を取り、慎重に。理想の平屋を、将来までブレない価値として育てていきましょう。

丹南エリアにて、住宅展示場『エーシンパーク』を初オープンいたしました。予約なしでも大丈夫。平屋のモデルハウスもございますので、お気軽にお越しください。
» 住宅展示場『エーシンパーク』

2025.12.15

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