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2025.11.20

住まいづくりコラム

軒のある家を、おしゃれでモダンな外観にデザインする方法

リビングの大開口の外に見える深い軒とウッドデッキ

屋根の端部分が外壁から張り出した部分を『軒』と呼びます。昔ながらの日本家屋には当たり前にあった軒ですが、いつしか軒のない住宅が増えていきました。

しかし最近では、外観の印象と機能性、住まいの快適性を両立できることから、軒のある家への関心が再び高まっているようです。
日本の住宅に古くからある軒の魅力とは、いったい何なのでしょうか。

なぜ、軒のある家が減ったのか?

住宅地に建つ軒のない家

2000年代後半から、シンプルなキューブ型の住宅が注目されるようになりました。これまでの住宅とは違うスタイリッシュなデザイン。そして、建設コストを抑えやすく、どのような敷地形状にも対応しやすいという利点があったためです。
その後、SNSの普及により、2010年頃から”映える”デザイン住宅を求める傾向が加速。軒のない『軒ゼロ』住宅の人気に、再び火がつきました。

ところが近年、住宅の省エネ性向上において『パッシブデザイン』が注目を集めるとともに、軒の持つ機能性や陰影のつくる美しさが再び見直されつつあるようです。

軒のある家の快適性と住み心地

リビングの大開口の外に見える深い軒とウッドデッキ

軒のある家の最大の魅力は、先にも取り上げた”パッシブ効果”による快適性です。
夏の暑い日差しを遮り、冬には暖かな日差しを室内へと取り込む日射のコントロール機能により、エアコンに頼りすぎない暮らしが実現できます。
雨の日も窓を開けて空気を入れ替えることができますし、雨がかかりにくくなるので外壁や開口部の汚れや劣化を抑える効果も期待できます。

さらに、玄関や掃き出し窓、勝手口まわりなど、軒があることで”守られている”安心感。これは、軒のない家の玄関先に立ってみて初めて気付く、軒の魅力かもしれません。それだけ、私たち永森建設にとって軒は”あって当然”なものなのです。

軒のある家をモダンにデザインする

切妻屋根に玄関前には下屋風の庇

軒のある家でも、現代的にデザインすることは十分可能。箱型住宅のようなシンプルなデザインを好む方は、軒の出に袖壁を組み合わせれば、よりモダンなフォルムを演出できます。

軒を深く出したい場合は、軒下空間にデッキなどを設けて家と庭を一体で設計すると、洗練された印象に。さらに軒天を木目で仕上げることで、周囲の景観に溶け込みやすくなり、モダンでありながら温かみのある外観を実現できます。

福井でこそ活きる、軒のある家

リビングとフラットにつながる軒下のデッキ空間

福井の気候と地域特性を考えると、軒のメリットはさらに大きくなります。
福井の住宅地は、真夏の直射日光を遮るものが少ないのが特徴。敷地が広く、まわりに大きな建物も少ないため、夏の強い日差しが建物に直接降り注ぎます。それに加えて、雨が多く、冬の積雪が厳しいという気候条件も。
だから、軒を深く出してあげることで、夏の日差しを遮るとともに、雨や雪が直接窓や壁に当たるのを軽減。福井の厳しい気候から住まいを守りながら、快適な室内環境を保てます。

モダンなデザインの『軒のある家』なら、永森建設にお任せください。福井の気候に適した機能性とデザイン性を両立した、あなただけのモダンな『軒のある家』をご提案いたします。

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2025.11.20

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