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2024.08.26
住まいづくりコラム
台風にも負けない、安心の住まい
立春から数えて210日目、新暦では9月1日を二百十日と呼びます。
二百十日を過ぎると台風が発生しやすくなるといわれており、この日は台風シーズンの幕開けを告げる日として、昔から知られてきました。
今年も間もなく、台風シーズンがやってきます。
住まいにとって、台風は大きな脅威。家を建てる前に、台風の被害を最小限に留める方法は知っておきたいですね。
永森建設では、屋根材に瓦やガルバリウム鋼板を使用しています。
瓦屋根は一枚一枚の瓦が重なり合うことで強風でも剥がれにくい構造になっており、その重量によって風揚力に対し強い抵抗力を発揮します。
一方、ガルバリウム鋼板は軽量でありながら高い強度と耐久性を誇ります。なめらかな表面は風の抵抗を減らし、台風の強風にも負けない屋根材として注目されています。
今人気の平屋も、台風に強いスタイルのひとつ。
家の重心が低く風のあたる面積が狭いため、2階建てや3階建てに比べて風の影響を受けにくいのです。
台風といえば、風だけでなく雨水の浸入対策も必要です。
今では、軒やケラバがない『軒ゼロ住宅』といわれるシンプルな形状の家もすっかり一般化しつつありますが、雨仕舞という観点から見ると、やはりリスクが大きいといわざるを得ません。
家の形は、その土地の気候風土に根ざしています。昔ながらの伝統に則り、軒や庇をきちんと出すことで、大雨の際にも壁面や窓面が受けるダメージを最小限に抑えることができるのです。
もちろん、台風対策は家を建てたあとも続きます。
日頃から家の周りの点検を怠らないことも大切。飛散しそうな物は片付け、排水口はきちんと掃除する。サッシ回りのコーキングや屋根、外壁に不具合がないかどうかも、建築業者に依頼して定期的に点検してもらいましょう。
いざという時に備えて、非常用の備蓄品の用意も忘れずに。
台風シーズンの到来は、私たちに備えの大切さを教えてくれます。
普段の暮らしの中で、ちょっとした工夫と準備を心がける。それが、いざという時の安心につながるのではないでしょうか。
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