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2024.05.09

住まいづくりコラム

コートハウスで堪能する、福井の四季

こんにちは、永森建設です。

 

Instagramなどで住宅の写真を見ていると、中心部に中庭のあるコの字型やロの字型の家を見かけることがあると思います。

デッキの上でお茶をしたり、子どもを思い切り遊ばせたり、見ているだけで「楽しそう」って思ってしまいますよね。

 

このような、建物や塀で囲まれた中庭のある家を『コートハウス』と呼びます。

永森建設でも、家を設計する際にはできるだけどこかに庭を設けるよう心がけています。

家と庭。この二つの空間が互いに調和することで、より豊かな生活空間が生まれると考えているからです。

ただ、コの字型やロの字型など周囲を壁で囲まれた中庭は吹き溜まりになりやすく、冬はどうしても雪が解けずに残ってしまいます。

水はけなどの問題もありますから、排水計画やメンテナンスのことなど、慎重に考えて計画しなければなりません。

 

さらに、雪が解けにくいということは、大雪のあとなど窓の外に張り付いた雪を眺めながらひと冬越すことになる可能性も。

 

こういった事情もあって、福井の気候を考えると閉鎖的なコートハウスは積極的にはおすすめできない、というのが正直なところです。

しかし、がっちりと四方を囲まれたコートハウスにあるのはデメリットばかりではありません。その形状でしか得られない魅力も、当然あります。

その最たるものが、プライバシーを確保しやすいという点でしょう。

壁や塀でしっかりと守られているため、通りや隣家からの視線を遮断しやすく、庭に出ていても家の中にいるような開放感と落ち着いた雰囲気のなかで時間を過ごすことができます。

 

さらに、敷地の向きにかかわらず南側からの採光を得やすいという点、中庭を介して家中にやわらかな光を落とすことができるのも、コートハウスの大きな魅力のひとつ。

最近は家族のコミュニケーションを重視した間取りが人気ということもあり、すべての部屋が中庭に面するように設計することで、ただ採光を確保できるだけでなく居室全部がひと続きになっているような、家族のつながりを感じられる住まいをデザインできるというのも、コートハウスのメリットといえそうですね。

長年培われた経験と確かな技術により、冬のリスクを極力抑えた魅力的なコートハウスをご提案いたします。ぜひ、永森建設にご相談ください。

2024.05.09

住まいづくりコラム

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