永森芳信の本物志向

永森芳信

エーシングループ
代表取締役
永森 芳信

  • 基礎工事及び左官工事について

    左官業というと、皆さんはどのようなイメージが浮かびますか。

    現在はクロス・建材・外壁サイディングが多く使われる為、元来の左官業は衰退しつつあります。

     

    しかし当社では、左官業者に基礎を行っていただいたり、

    サイディング(外壁)・建材やクロス(内部の壁)の代わりに、塗壁にしていただいたり、

    豆砂利等で洗い出しやタイル・石工事をしていただいたり・・・と、数多くの職人技が発揮できる現場があります。

     

     

     

     

    例えば・・・

    こちらは南四ツ居展示場。

    南四ツ居展示場の壁は土佐漆喰を採用しています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    お客様との打ち合わせにも使用している寝間です。

    こちらには吸放湿性に優れた火山灰の塗り壁を使用。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    玄関タイルは銀鼠が深く艶めく越前瓦の敷瓦です。

    濡れても滑りにくいので降水量が多い福井では最適な素材ですね。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    このような職人技の光る仕事を行っている職人たちも、新人であった一年、二年はただただ壁をこねるのみ・・・。(現在は、便利なもので機械が行っていることもありますが。)

    コテを使う仕事は五年も六年も経ってから初めて行えます。

    そんな下積みの時代があってこそ、気温・湿度を考慮し、固さを調節できる感覚を身につけることが出来のです。

     

     

    ~ある左官屋さんの話~

    ある左官屋さんが、当社の仕事の合間にハウスメーカーの仕事をしたときのお話です。

    ハウスメーカーというのは工程を最も大切としているため、天候のよしあし関係なく工事を進めるそうです。

    ただ基礎(コンクリート)というのは、外気温に影響されるので、夏場のような気温が高すぎる時ですとコンクリートは割れやすく、一方で凍結するような低い気温だと、必要な強度のレベルに達しなくなります。

    それを防ぐ為に速乾性のあるセメントを入れたとしても、強度を保つには限界があります。

    温度補正を行うにしても、確実な仕事を行う為には、やはり気候や気温を加味して工事を進めるべなのです。

    ところが、工期を守ることが一番であるため、こなしの仕事をしているのが実情です。

     

    彼いわく、「良心がとがめる。」と。

    家作りにおいて大切な基礎なのに・・・信頼していただいている施主様への思いはどこへやら。

    これでは心無い仕事で非常に寂しいものだと、その親方は話していました。

     

     

     

    ~左官屋さんに基礎工事をお願いする理由は?~

    私が左官屋さんに基礎工事をお願いするのには理由があります。

     

    経験を積み、素晴らしいコテ使いを持っている職人が行う基礎の仕上がりは非常に綺麗なもだからです。

    また、コテ使いが重要な塗り壁は伝統的な左官塗壁工法の一つで、こちらも経験が伴うものなのです。

     

    現在は施工が簡易、工期が早い、低価格などの利点からクロスが普及していますが、塗り壁は日本の気候・風土にも適しており、防火性・断熱性・調湿性に優れています。

    微妙な押し加減や道具の滑らせ方で様々な表情になるのも魅力的です。

     

    ただ、そのような伝統的工法が行える職人は全国的に減ってきているのが現状です。

    まだまだ、福井にもそのような職人を抱えている親方は数多くありますが、若手の後継者が少ないのです。

     

     

    あるとき左官屋の親方に「安く出来る方法がないか」と私がいいました。

    「ありますよ。一発で仕上げることです。材料も手間も少なくてすむし、見た目にはあまり変わりが無い。ただ社長がいつも言っている、「将来にわたってお客様の為になる」かというと・・・・それはならないでしょ。」

     

    塗壁下地を塗ってしばらく乾いてから、仕上げをするのが基本です。

    そうすることによってひび割れも生じないし、なんともいえない重厚感が出てくるのです。

     

    安かろう・悪かろうという家作りは間違いです。

    私もあほなことを聞いたものだなーと思いました。

     

    土佐漆喰などは5回ほど塗ります。

    何度も塗り重ねることで外壁は割れないし、台風や雨風に耐えられるのです。

    そんな仕事の出来る職人を私が抱えているのは、誇れることです。

    そして、私に苦言をしてくれる職人がいることも非常に嬉しいことです。

     

    ここで一句。

     

    嬉しさや 苦言一言 正すや背筋

  

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