永森芳信の本物志向

永森芳信

エーシングループ
代表取締役
永森 芳信

  • ハウスメーカーの歴史から考える

    過去日本では圧倒的に住宅が不足していて、

    とにかく住宅を増すことを最重要課題でした。

    そのとき生まれたのが「こなし」という、質よりも量を優先するという意識です。

    その「こなし」が今までも住宅業界に根強くついているから驚きなのです。

     

    ちょっと信じがたいことですが、ここ数年前まで40年~45年続いた住宅バブルがありました。

    ごく最近まで世界中経済危機と呼ばれている中でも、住宅バブルは続いていました。

    人口増加以上の着工棟数で、年間新築着工数が数十年間にわたり100万戸以上、

    という事実があるのです。

    ようやく、ここ2~3年は80万戸前後に落ち着いております。

     

    住宅メーカーは営利主義で、商品を大量に売りさばかなくてはなりません。

    住まい手(お客様)に商品を売り続けるために、見た目はこれ以上ないという品物に仕上げられています。

    もちろん、見た目がよいことは悪いことではありません。

    問題なのは見てくればかりに労力を注いだ結果、

    肝心の「人が住まう」という部分が完全に抜け落ちているのです。

    生産性や効率性だけを追求しているこなしの会社が多いということなのです。

     

    こうした状況では、工法および素材を見直す必要があります。

    素材で言いますと、現在主流になっている工業系材料(建材)。

    建材は便利であっても、作った直後から、経年劣化が始まります。

    オフィスに使用するならばともかく、個人の住宅に使うのはあまり歓迎できません。

    自然素材・ムク材・石・土など、人間に一番近い材料を使うからこそ安らぎ生まれます。

     

    長期優良住宅・省エネ・バリアフリーなどは、

    今後業界が進むべき方向としては正しいのですが、

    どちらかといえば物の、性能的部分を重点においているため、

    私が重要視する”健康・安らぎ・子育て”というテーマが最も弱いのです。

     

    最近、ハウスメーカーから中途採用で入社した社員が自分の家を建てる為の参考にと、

    住宅展示場に行きました。そのときの話です。

    南四ツ居にある当社の展示場は建設されてから、およそ5年が経過しています。

    住宅展示場(家の森)もほぼ同時期にリニューアルオープンしました。

    その展示場を見た彼は

    「向こうは、完成当時はすごく見栄えがしましたが、5年の月日により経年劣化が進み、

    その当時の面影がありません。悪くなっていく一方です。

    それに比べ当社の展示場はムク材のため、風情が増し、

    なんとも言えない味わいがかもし出されています。社長の狙いがよく分かりました。

    私もこのような家を建てます。」といっていました。

    その彼の家は現在建設中です。

     

    私が言いたいのはこのことなのです。

    20年経って、50年経って、味わいの出てくる家が本当の住宅なのです。

    そういう気持ちが家を大切にし、夫婦共に協力し合い、

    子供を育てていくことに喜びを感じ、子供はその親の姿を見て成長していくのです。

     

    これこそ、住まい作りの本心だと思うのです。

  

永森建設株式会社を中心とするエーシングループが、皆様の「住まいづくり」に関する全てをサポートいたします。お気軽にお申し込みください。