住まいの勉強会

木を伐る時期と耐久性
担当講師
江端林業 代表 江端 俊慧氏
  • 木を伐る時期によって家の耐久性がかわることをご存知ですか?

    いつ伐るかによって
    色、艶、腐朽、カビ、害虫に対する抵抗力など、
    多くの点で木の耐久性は異なってきます。
    では、いつの時期に伐ると良いのでしょうか?
    それは、木の成長が止まる秋から春先までです。
    この伐採に適した時期を
    「伐り旬(きりしゅん)」と呼んでいます。
    野菜や果物に旬があるのと同様に木にも
    その伐採に適した季節があるのです。
    (写真:2010年10月24日森林ツアーにて伐採実演の様子)


  • なぜ伐る時期が大事なのでしょうか?

    木が育つ4月~7月の時期は、木は水を吸い上げ、木質部にはデンプンなどの栄養が豊富になります。また、この季節は森に住む虫や菌類にとっても成長し活発に活動する時期です。このため、もしこの時期に伐採したとすれば、それらの被害を受けることにもなってしまうのです。
    またこの時期の木は、水分量があり成長も続けているため、木の繊維が膨張していて強度もなく柔らかい状態です。しかし、成長の止まった冬は、木の繊維も緻密(ちみつ)になり、香りや艶がでます。

    しかしながら、伐り旬はすべてに当てはまるものではありません。
    50年以上経過し、木自体の成長が止まっていれば、8月のお盆過ぎに伐採しても大丈夫です。
    その反対に若い木は、9月になっても成長を続けているので秋口には切る事ができません。
    伐採には、長年の経験が必要となります。

    さらにこの後の葉枯らし乾燥、天然乾燥も耐久性を高める大事な工程となります。
    ねばりがで、収縮やそりなどのくるいが少ない安定した木材が出来上がるのです。

    春と秋に森林ツアーを開催していますので、ぜひご参加いただいて、
    私が管理しています池田の山を、その目で見て確かめていただきたいと思います。


  

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